
ってことは、されない!


もし、台風で車庫や門に損害を受けた場合は、保険金がもらえるということなんです。
火災保険の建物には「車庫」や「門」などの付属建物が含まれる!
火災保険14社、共済3社の火災保険商品を確認したところ、すべての火災保険で車庫や門などの付属建物が建物に含まれると記載してありました。
17社のうち、火災保険会社7社では契約時に門や車庫などの付属建物を補償対象から外すことも可能とのことでした。
確認した火災保険会社14社・共済3社合計17社
- チャブ保険「住宅総合保険」
- AIG損保「ホームプロテクト総合保険」(外すことも可)
- SBI損保(含めないも可)
- 共栄火災「安心あっとホーム」(外すことも可)
- 損保ジャパン「THE すまいの保険」
- 楽天損保「ホームアシスト」(外すことも可)
- あいおいニッセイ同和損保「タフ・住まいの保険」「マイホームぴたっと」(外すことも可)
- 三井住友海上「GK すまいの保険」(外すことも可)
- セコム損保「セコム安心マイホーム保険」
- 東京海上日動「トータルアシスト住まいの保険」
- 日新火災「住宅安心保険」
- NIA「住宅総合保険」(外すことも可)
- セゾン自動車火災「じぶんでえらべる火災保険」
- ソニー損保「新ネット火災保険」
共済3社
- こくみん共済coop(旧 全労災)「住まいる共済」
- JA共済「建物更生共済「むてきプラス」」
- 都民共済「新型火災共済」

他の火災保険とは異なる付属建物の取り扱い火災保険とは?
大半の火災保険では、保険対象を建物と設定している場合、車庫や門などの付属建物は補償対象となると決められています。
先ほど紹介した通り、17社中7社では契約時に車庫や門などの付属建物を補償対象から外すことも可能となっています。


三井住友海上「GK すまいの保険」
三井住友海上「GK すまいの保険」には以下のような決まりが用意されています。
付属建物(物置、車庫等)
- 延床面積66㎡未満
契約時に含めない旨の申出をしない限り、建物契約の保険対象に含まれる。 - 延床面積66㎡以上
保険対象に含める場合は、「屋外明記物件特約」をセットする必要がある。
「屋外明記物件特約」をセットしない場合、保険対象に含まれない。
三井住友海上「GK すまいの保険」では、延床面積の大きさによって、保険対象に含まれるか含まれないかが異なります。
また、特約を付けなければ補償されないこともありますので、ご契約時に注意が必要です。
こくみん共済coop「住まいる共済」
こくみん共済coop(旧 全労災)「住まいる共済」には以下のような決まりが用意されています。
火災共済:付属建物等風水害共済金
風水害等によって付属建物や付属工作物に10万円を超える場合・・・1世帯あたり2万円
自然災害共済:付属建物等特別共済金(物置、納屋、車庫、門、塀、垣、カーポートなど)
大型タイプの住宅契約に20口以上加入している場合のみ対象
- 風水害等による損害額が10万円を超える場合
- 地震等による損害額が20万円を超える場合
・・・1世帯あたり3万円
こくみん共済coop「住まいる共済」の火災共済のみに加入している場合は、風水災等によって10万円を超える損害の場合に共済金2万円が支払われ、火災共済と自然災害共済に加入している場合は、1世帯あたり5万円(2万円+3万円)が支払われるということになります。
こくみん共済coopの場合、契約時に補償を受けるための決まりはありませんが、支払われる共済金は損害額ではなく決められています。

実際にカーポート損害で保険金をもらった方の口コミを紹介!
台風でカーポートの屋根が飛ばされて補償されました。【風災で補償】
- 受け取った保険金額:8.5万円
- 受け取るまでの期間:2週間位
- 火災保険会社:損保ジャパン
隣の家のカーポートが飛んできて家の外壁が壊れたため、風災で補償されました。【風災で補償】
- 受け取った保険金額:85万円
- 受け取るまでの期間:2ヶ月くらい
- 火災保険会社:あいおいニッセイ同和損保
屋根からの落雪でカーポートの屋根が破損した為、補償されました。【雪災で補償】
- 受け取った保険金額:25万円
- 受け取るまでの期間:2週間程度
- 火災保険会社:県民共済
竜巻によって、ガレージが浮いてひっくり返ったので、風災で補償されました。【風災で補償】
- 受け取った保険金額:45万円
- 受け取るまでの期間:1ヶ月程度
- 火災保険会社:三井住友海上
基本的に火災保険で保険対象を建物として契約している場合は、付属建物である車庫や門は補償されます。
火災保険料を支払っているので、受けられる補償は受けないともったいありません。
車庫や門などの損害は自分で直してしまわずに、契約している火災保険会社へ一度連絡することをおすすめします。
※ この記事は、2020年3月時点での情報を参考にしています。
※アンケート概要「火災保険で保険金を受け取った方への補償内容に関する調査」かしこい火災保険の選び方編集部,調査期間2020年2月~2020年3月.