
今回は、その中の一つである建物構造に焦点を当てて火災保険料の見積り額の違いを紹介していきましょう。

火災保険料が異なる建物構造とは?
建物構造とは、建物が何でつくられているかということです。
例えば、木造や、鉄骨造、コンクリート造などがあります。
火災保険では、大きく分けて3つの建物構造によって火災保険料が異なり、
- T構造・・・戸建【鉄骨造、コンクリート造、木造(省令準耐火建築物、準耐火建築物、耐火建築物)】
- H構造・・・戸建【木造(省令準耐火建築物、準耐火建築物、耐火建築物以外)】
- M構造・・・マンション【鉄骨造、コンクリート造】
の3つに分けられます。
火災保険料の見積りが各火災保険会社の公式HPで簡単にできるようになっていますが、そこで建物の構造を入力すると、自動的に上記3構造に振り分けられます。

それぞれの建物構造別の火災保険料見積り額の違い!
支払う火災保険料は、建物の構造だけでなく、建物のある都道府県、火災保険の補償範囲、特約の有無などによって変わってきてしまいます。

地震保険に加入した場合、加入しない場合も確認していますので、要チェックです。
見積り条件
- 保険金額:建物2,000万円、家財1,000万円
- 築年数:新築
- 基本補償:全て(家財に高額な貴金属、美術品等の補償含む)
- 特約:なし
- 保険期間:1年間
- 保険料の払込方法:一括払
- 都道府県:東京都
ここで見積りました!
建物構造に合わせて、自分の火災保険見積りをチェックしてみてください。
T構造の火災保険料の相場をチェック!

T構造の火災保険料相場
地震保険加入あり | 地震保険加入なし | |
火災保険料 | 64,940円 | 31,190円 |
T構造の場合、地震保険に加入せず火災保険のみの加入の場合、1年間で31,190円でした。
火災保険と地震保険に加入した場合は、1年間で64,940円となりました。


H構造の火災保険料の相場をチェック!
H構造の火災保険料相場
地震保険加入あり | 地震保険加入なし | |
火災保険料 | 113,020円 | 60,520円 |
H構造の場合、地震保険に加入せず火災保険のみの加入の場合、1年間で60,520円で、火災保険と地震保険に加入した場合は、1年間で113,020円となりました。

火災保険のみの加入の場合、H構造の方が約2倍高くなり、火災保険と地震保険に加入する場合は約1.7倍高くなりました。
つまり、木造戸建住宅を建てるなら省令準耐火や耐火建築物を選択した方が、火災保険料が安く抑えられるということなんです。

M構造の火災保険料の相場をチェック!

M構造の火災保険料相場
地震保険加入あり | 地震保険加入なし | |
火災保険料 | 49,030円 | 15,280円 |
M構造の場合、地震保険に加入せず火災保険のみの加入の場合、1年間で15,280円で、火災保険と地震保険に加入した場合は、1年間で49,030円でした。


M構造の火災保険料はT構造と比較すると、火災保険のみの加入の場合約半分の価格になり、火災保険と地震保険に加入する場合は約4分の3の価格となりました。
構造別火災保険料の相場を比較
H構造>T構造>M構造
建物構造だけの違いで火災保険料を比較したところ、M構造が一番火災保険料が安いということがわかりました。
火災保険は、どんな家に住むとしても必要な保険となります。
必要経費ならできるだけ、保険料を抑えたいですよね。
戸建住宅よりも、鉄骨造、コンクリート造のマンションの方が、火災保険料は抑えられますよ。
